国際環境開発研究所とロンドン大学インペリアル・カレッジのグランサム研究所は、最新の研究結果で、気候変動の経済コストを大幅に修正して、年間 4500 億ドル以上と推計しました。この IIED 調査は、「気候変動の経済学に関するスターン・レビュー」やその他の画期的な分析など、以前の研究に基づいて行なわれたものです。

気候変 動に関する政府間パネルの元共同議長、マーチン・パリー教授は「これまでの試算にはエネルギーや製造、小売、鉱業、観光など重要な分野が抜け落ちていまし た」と指摘しています。パリー教授によると、UNFCCC が調査した分野だけを詳しく見ても、適応コストは 2~3 倍に上る可能性があるといいます。UNFCCC が抜かした分野も含めると、真のコストはおそらくもっと上がるだろうということです。新しい報告書には移民や難民のコストは含まれていないため、コストは 再び上方修正される可能性があります。(テレグラフ誌でさらに詳しく読む)。

研究は、気候変動の経済的コストはあまりに高額なため、気候 の影響によって世界経済が枯渇し、未来への投資ができなくなってしまう前に、未来のクリーン エネルギーへの移行を進めるべきだと指摘しています。スターン・レビューは、気候変動に対して強力かつ迅速な行動をとるべき経済的根拠として、「強力で迅 速な行動のメリットがコストをはるかに上回る」ことを挙げています。

パリー教授は、世界の国々が新しい気候条約を成立するコペンハーゲン気候会議の開始 100 日前に、この数字を発表しました。IIED による試算は、積極的かつ公平で、拘束力のある気候協定を呼び掛ける市民社会の努力にウェイトを置くべきです。

TckTckTck の協力団体 Oxfam International は、コペンハーゲン気候会議に対して、また非行動のコストに対して注目を集めるために、ロンドン水族館でイベントを行いました。

Oxfam の事務局長バーバラ・ストッキング氏は、ごく普通の家族が水中に沈んでいる写真について「地球温暖化を阻止する行動を起こさなければ、海面上昇のリスクは避けられません。

こ の愉快な写真は非常に深刻なメッセージを発しています。壊滅的な気候変動を回避するには、政治家がコペンハーゲンで行動を起こす必要があります。今日、最 貧困層の人々は異常気象や衝撃的な気候現象によって深刻な影響を受けています。彼らのために、コペンハーゲンでは公平な取り組みを推進しなければなりませ ん」と述べました。